こんな経験はありませんか?
人に相談した時、誰かの意見を聞いた時、書籍で書いてあった言葉などで、
自分の考えや進み方に疑問を持ち、自分の行動に不安感が起こるとき。
自分の行動ははたして正解なのか?不正解なのか?って。
今日はそんな話です。
僕はビジネスに仏教の考え方を取り入れています。
仏教の言葉に「法の教」があります。
仏教とは法の鏡である。ということなんですが、
法教の「法」とは「いつも変わらない、ブレないで生きる」
法教の「教」とは「教える」
つまり、
いつでも、どこでも変わらない自分を表現すること。
仏教にはこういった教えがあるんですね。
例えば、
人目をきにすること、人の意見に流されること、
誰かから振り回されてしまうことなどは非常に多いのではないでしょうか?
こういった心の状態を仏教で「名誉欲」とも言います。
褒められたい、認められたい、良い人でいたい、悪く思われたくない。
これは人なら誰しも持っていることで、褒められて嫌な人はいませんしね。
つまり、僕らは人からの言葉に常に影響され、一喜一憂する。
それでも人の意見に目や心を向けてばかりいると、
本当にやりたいことにまでブレーキをかけてしまうこともあります。
例えば、こんな話があったらどうでしょう、
ある貧乏な親子、お父さん、10歳の息子で飼っていた馬を売って
お金に変えようと思い、街へ馬を引いて向かいました。
馬を引いて二人であるいていると、
見知らぬ人から、
「せっかく馬があるのだから子供は乗せてあげればいいのに」と言われ納得、
子供を馬に乗せて歩きました。
すると、また見知らぬ人から
「子供の頃から甘やかしたらろくな大人にならんぞ」と言われ納得、
子供を降ろし自分が馬に乗りました。
すると、また見知らぬ人から
「子供だけ歩かせてかわいそうじゃないか」と言われ納得、
二人で馬に乗りました。
すると、また見知らぬ人から
「二人で乗ったら馬がかわいそうじゃないか」と言われ納得、
二人は馬から降りました。
最後に、親子二人で木の丸太に馬をくくりつけ二人で馬を担ぎあるきました。
馬は苦しがり暴れ、近くの川に落ちて溺れ死んでしまいました。
結局、馬を売ってお金に変えることもデキず、
目的を果たせなかったというお話。
つまり、
他人の評価ばかりを気にしたあまり、振り回され何も得られないといこと。
ここで大事なこと、
人の意見に振り回されてばかりいるように思えますよね。
これ実は、自分の心に振り回されているということなんです。
これが、実のところ「名誉欲」に振り回されていることなんです。
周りから何を言われようとブレない目的、目標が
夢見る未来の自分になる一歩につながると考えています。
とは言うものの、
誰から言われた言葉か?も大事であり、
起業家なら時流を読むこともお忘れにならないように。